首痛症例の続きです。
その後
というケースが結構多いのです。
これはどういうことかと言うと...
ご存じのように
背骨はひとつひとつがバラバラで
靱帯や筋肉などで繋がっています。
そして首や体を曲げたり、ねじったりするときには
動きの一番中心になる部分の背骨を中心として
その上下、いくつかの骨が動きます。
動く骨の数は
動きの大きさによって変わります。
もちろん、大きな動きをすればするほど
沢山の背骨が動きます。
このときに
一つ、あるいは複数の背骨の動きが悪いと
どこかに痛みが出たりするのです。
会社などで
誰かが急に休むと
そのせいで
その日出勤している人の仕事が増えて大変になる
というのと似ています。
もちろん、動きの悪い背骨が「休んだ人」で
出勤している人達が
「痛みの出ている場所」ですね。
我々いぎあ☆すてーしょんのスタッフは
どうやってその動きの悪い骨を見つけるかというと
触って見つけます。
背骨の「棘突起」(背中にぼこぼこと出ている部分です)
というところを指で触って
痛みや違和感の有無を聞きます。
痛みのあるところが、可動性の悪くなっている骨です。
その痛みというのは、骨自体の痛みではありません。
指で押したりすることで
骨に付いている筋肉が引っ張られます。
そのとき筋肉が強張っていると
痛みや違和感を感じるのです。
その筋肉を緩めてあげると
痛みは消えます。
それで骨がちゃんと動いているということになります。
これはレントゲンはもちろん
MRIでもCTでも、検査の時は動けないので見ることができません。
例えば、直立姿勢と体を曲げた姿勢
2つの姿勢で撮影すれば
ひょっとしたら分かるようになるかもしれませんが
数ミリ、もしくは1ミリにも満たない
背骨の可動性の悪さを発見するのは
かなり難しいでしょう。
整体師にしか出来ない検査法ですね。
そして