前ページ

椎間板ヘルニア
実は、元々ほとんどの腰痛は

整形外科の受け持ち分野

というわけではありませんでした。

脊椎カリエスや腫瘍などいわゆる病気の範疇に入るものは

受け持ち分野であったでしょうが

それ以外の腰痛症というのはそうではなかった。

ところが、レントゲン等の発明により

ある時背骨のクッションである


「椎間板」がはみ出す

という現象が発見されたために

一気に

「腰椎椎間板ヘルニアが、腰痛の大きな原因である


ことになり

それ以来

「腰痛は整形外科の専門分野である」

ということになったのです。

その時期から

腰痛=整形外科という図式が出来上がり

レントゲン撮影→ヘルニア発見→手術

という道ができてしまいました。

一般の医学的知識のあまりない方が、お医者さんに

「ヘルニアが出ています。

これが貴方の腰痛の原因ですから、手術で除去しましょう」

と言われれば、早く痛みから解放されたいために

「お願いします」となるのは

やむを得ない場合もあるかもしれません。

ですが、現在では、医師の方の中でも

ヘルニア=手術


という図式に疑問を持たれている先生もかなり増えてきている

ようですし

「本当に腰椎椎間板ヘルニアは腰痛の原因なのか?」

と疑問を持たれる先生方も出てきているようです。

※欧米では、かなり以前からヘルニアの手術は

行われなくなってきています。


それは


腰痛の原因になっていると思われる

はみ出した椎間板ヘルニアを除去しても

必ずしも思うような改善が見られない


ことや

椎間板ヘルニアがはみ出た状態で放置しておいても椎間板ヘルニアの出やすい部位
手術を行った場合と予後はあまり変わらない


というような統計が出ているからです。

私たちも、腰椎椎間板ヘルニアは

腰痛の原因ではないと考えます。


「椎間板ヘルニアは腰痛の原因ではない」 

と考える根拠



☆1

原因と結果の取り違い

腰椎椎間板ヘルニアに関する「原因と結果」

についてお話ししますと


腰椎椎間板ヘルニアを起こした原因

というものがあって、その結果

腰椎椎間板ヘルニアという症状が発生した

ということ。

腰椎椎間板ヘルニアを起こした原因とは


筋肉の強張りのアンバランスによる体の歪みによって

椎間板や脊椎(背骨)の一定の場所に 負荷がかかり

結果として、椎間板がはみ出すような事態に陥ったこと。

だから


ヘルニアは結果であって原因ではない

と考えます。

「腰椎椎間板ヘルニアが、腰痛の原因ではない」と考える根拠

☆2

椎間板ヘルニアそのものが

必ずしも痛みの直接の原因ともなり得ない例もある


からです。

私が行った施術の例でも

「椎間板ヘルニアです」と言って来られた方に施術を行い


症状が改善した後にもう一度MRIを撮ったら

まだ椎間板ヘルニアは出たままだった


ということがあります。

また、私たちが施術を行って歪みが改善し

椎間板ヘルニアが元に戻った

のに、腰痛が残り

結局強張った筋肉を完全に緩めることで症状が改善した

ということもあります。

次ページ