スポーツ関連
アイシングが投手の肩を痛めている?
~アイシングの功罪~
いぎあ☆すてーしょん総院長の
松尾です。
この写真は、1950~1969年間の
約20年にわたって
大活躍されたプロ野球のピッチャー
金田正一さんです。
この頃の日本のプロ野球には
今のようなピッチャーの分業制はなく
基本は、先発したら完投。
という時代でした。
もちろん
リリーフピッチャーはいましたが
それはあくまでも
先発ピッチャーが打たれたり
点数が開いたときに出てくる
役割でした。
もちろん、球数制限などはありません。
この頃のピッチャーは
お役御免となった後、肩に対するケアを
どうしていたか?
例えば
馬肉を肩周囲に貼り付ける
です。
それだけのケアで
年間20勝以上するピッチャーが
何人もいたのです。
金田選手にいたっては
通算400勝です!
年間平均20勝を約20年続けて
やっと到達する領域です。
しかも負け数は298。
今では考えられないですね。
勝ち負けのつかない試合も入れると
合計700試合以上投げた
ということになります。
金田正一さんだけでなく
元ヤンキース投手のマ
リアノ・リベラという
大リーグ歴代1位の
通算652セーブを誇る
守護神が居ました。
彼は、19シーズンで歴代4位の
1115試合に登板。
2013年限りで引退するまで
右腕のケガでの故障者リスト
(DL)入りは
2002年の
右肩痛による15日間だけで
右肘痛では1度もなかった。
また
50歳まで現役で投げ続けた
元中日ドラゴンズの
山本昌広選手も。
彼らはアイシングをしませんでした。
だから、故障しなかったのではないか
というお話です。
なぜ、こんなことができたのか?
金田選手は、独自のトレーニング・ケア
の理論を持ち
左投げだったので
肩を冷やすことを徹底的に
避けていた、といいます。
またトレーニングは
下半身の強化のためにひたすら走る。
筋力トレーニングは一切しない。
今の筋トレにも
イチロー選手と同じように
反対意見を言われています。
マリアノ・リベラ選手は
基本的にアイシングをしないで帰るから
早いんだよ。
冷やすと筋肉が硬くなって
回復が遅くなる気がするんだ
と、マウンド上で
ゲームセットを迎えているにも関わらず
誰よりも早く球場を
後にしていたといいます。
それにひきかえ、今のピッチャーは
先発を100球制限などで守り
中継ぎにクローザーという
完全分業制になっているので
試合数は昔より多くなっているのに
年間20勝などというピッチャーは
なかなか出なくなってきています。
現在のピッチャーたちが
球数を制限されて
完投できる割合が
低くなっている理由を
私は、アイシングの普及と
筋力トレーニングだと考えています。
筋力トレーニングに関しては
イチロー選手が言っているように
筋肉をいくら鍛えても
関節や靭帯などは鍛えられない
結果として故障しやすくなる。
※山本昌広選手は
イチロー選手と同じく
初動負荷トレーニングを
行っていました。
というものに加えて
私たち筋肉療法を行なっている立場から
申し上げますと
鍛えるばかりでケアをしないと
強く硬い筋肉になってしまう。
という理由があります。
強くても硬い筋肉は
より関節への負荷が
強くなるからです。
大切なのは、トレーニングをより
効率よく行えるように
怪我のリスクを下げるために
筋肉のケアをまずしておくこと!
怪我のリスクが高まり
パフォーマンスを発揮しにくくなる
筋肉が硬くなった状態を
筋肉ロックと
私たちは呼んでいます。
筋肉ロックについて詳しくは
下のリンクをクリックして
ご覧ください。
↓
筋肉ロック?
同じトレーニングをするのでも
筋肉ロックを外しながら行うのと
それを知らないで行うのでは
怪我の予防とトレーニングでの
パフォーマンスアップに
大きな差が出ます。
もう一つのアイシングの普及について
救急医療の考え方に
RICE というものがあります。
RICEとは、身体が負傷したときに
応急処置として行う方法として
推奨されているやり方です。
R=安静 I=冷却 C=圧迫 E=挙上
の、英語の頭文字です。
この法則に従う意味で
野球のピッチャーの肩も
アイシングをするのだと思いますが
実は、このアイシングが
怪我の治りを遅くし
やがては別のところの
故障にも繋がる
ということを
ご存知でしょうか?
なぜ、アイシングが
治りを遅くするのか
理由をお伝えしましょう。
人が怪我を負ったときに
怪我の箇所に炎症が起こります。
炎症が起こると
怪我の部分の温度が上がります。
すると、怪我の傷を治すために
マクロファージという
白血球の一種が集まってきます。
マクロファージの働きは
いろいろありますが
そのうちの一つが、傷口の壊れた細胞を
綺麗に掃除してくれると同時に
傷口の治りを早めるというものです。
問題は、マクロファージは
38°以上の熱がないと働けない
ということなのです。
ピッチャーの肩周囲の筋肉の細胞も
怪我ではありませんが
壊れてはいます。
筋肉トレーニングによっても
筋肉の細胞は壊れます。
それらを修復する仕事をするのが
マクロファージなのです。
ところが
アイシングによって
患部を冷やしてしまうと
マクロファージが患部に行けません。
温度が低くなりすぎるからです。
アイシングのメリットとして
言われるのは
炎症を抑える。
また
一旦血管を冷やして収縮させ
その後アイシングを取り除くことで
血流が通常より良くなり
傷の治りを早める。
また、内出血などがあった場合。
内出血による患部の血流悪化を防ぐ
というものです。
ですが、そもそも
怪我と筋肉の使いすぎによる
筋細胞の破壊とは、状況が違います。
RICEは
負傷などの応急処置には
有効かもしれませんが
運動後に起こることは
負傷ではありません。
そこを同じと考えて
登板後のピッチャーの肩に
アイシングを行なっている
というのは
果たして良い方法なのでしょうか?
とにかく
冷やさない方が
マクロファージは患部に急行します。
炎症と、それによる熱は
マクロファージが働き
傷を早く治すために必要な
体の仕組みなのです。
数十年前の日本のピッチャー達と
現在の日本やアメリカのピッチャー達。
その現状が
どちらが良い方法なのかを示している
と思いますが
皆さんはどうお考えでしょうか?
ただし、高校野球で言われる
球数制限は必要だと思っています。
勝利優先主義で
選手の将来性を奪うようなことは
してほしくないと思っています。
アイシングの問題とは別問題です。
スポーツにおける様々な故障や
怪我からの回復を早め
故障・怪我の予防を効率よく行える
また、そのスポーツにおける
パフォーマンスアップの効率も上げる。
それらを、今トレーナーの仕事や
スポーツ選手の怪我や故障からの
回復に務めておられる皆様が
行っている技術の
邪魔をすることなく
さらに現在の仕事の効率を
アップさせることができる
最新の手技療法ミオンパシー。
いぎあ☆すてーしょんの
新CT系手技療法ミオンパシー®は
筋肉の慢性的な硬直である
筋肉ロックを安全にしかも痛みなく
リリースするために開発された
テクニックです。
揉まない、押さない、伸ばさない
グリグリもボキボキもしない
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一度体験していただければと思います。
でも、荒っぽい施術は受けたくない
お気持ちは分かります。
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ミオンパシーの施術法は
あらゆる施術法の中でも
トップクラスに体に優しい施術です。
ミオンパシーの施術の方法
ロックしている筋肉の場所
=ロックポイント
を、見つけて
「硬い・痛い」というロックポイントが
緩む姿勢を取ります。
施術を受ける方が、その姿勢によって
どこかに痛みが出ないか確かめつつ
腕や脚などを持ち上げたりしながら
ロックポイントが緩み
硬さや痛みが消える姿勢を探し
痛みがどこにも出ないようなら
その姿勢を約90秒保ちます。
90秒経ったら
ゆっくり元の姿勢に戻します。
たったこれだけです。
こういう施術を
皆さんの慢性の痛みやコリの
原因になっている筋肉の
ロックポイントごとに行います。
こういうような
体にまったく負担をかけない
ソフトで安全な技術です。
CT系手技療法ミオンパシーⓇは
「筋筋膜性疼痛症候群」という
慢性痛の原因に関する考え方を
アメリカの医学誌に発見し
ご自身もその考え方を取り入れて
治療されている、石川県の整形外科医
加茂先生に
「整形外科医が認めた整体師」
と言っていただいた松尾が
1992年から研究開発してきた
安全でエビデンスに基づく
オリジナル手技療法です。
ミオンパシーは
整形外科医の先生にも
認めていただいている
科学的根拠に基づいた
痛みなく安心安全な
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はじめての方でも
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なお、それでもやっぱり
どんな施術法なのか心配
という皆さんには
ミオンパシー体験コースを
受けていただくこともできます。
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施術時間30分 施術料金¥3300
詳しくはミオンパシー体験コース
今すぐ受けたいという皆さんは
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ご予約は、下記リンクから
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お電話でのご予約お問い合わせは
072-632-9430
※留守電の場合はメッセージをお残しください。
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